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カペル2日目

LEROY,Patrick (1758) - Shioguchi,Tatsuya (1999) [C00] Round2-156

1.e4 e6 2.Nf3 d5 3.e5 c5 4.b4!?

capR21.jpg

4.b4!?と今までみたことない手が飛んできましたのでいきなり時間を使います。abファイルをあけてベンコーギャンビットのプランで進めてくるのでしょう。

4...cxb4 5.a3 Nc6 6.axb4 Bxb4 7.c3 Be7 8.d4 f6 9.Bd3 Nh6 10.Nh4 Nf7

capR22.jpg

e5にプレッシャーをかけて、後々e6-e5とブレイクする準備をします。しかし、ここでよい手がありました。

[10...fxe5 11.Bxh6 gxh6 12.Qh5+ Kd7 13.g3 Bxh4 14.gxh4 Qf6-+]
10...fxe5は読んではいたのですが、13..Bxh4から14..Qf6という手が見えていなくてキングの不安定さが気になりやめてしまいました。

11.exf6 Bxf6 12.Nf3 0–0 13.0–0 e5

capR23.jpg

黒は13..e5をつくことで、c8のビショップがアクティブになります。また、黒はdポーンとcポーンを交換してしまえば、aとbに強力な2コネクテッドパスポーンを得られるというのもプランにあります。

14.dxe5 Nfxe5 15.Nxe5 Nxe5 16.Be2 Kh8 17.Be3 a6 18.Qb3 Rf7 19.Rd1 Be6 20.f4 Nc6 21.f5 Bxf5 22.Rxd5? Qe7 23.Rxf5 Qxe3+ 24.Kf1

白は、なんとかして1ポーンを取り返そうとしてきますが、f4とキング前を開けてしまったのが敗着となります。下図は最終局面です。次の1手は分かりますでしょうか?

capR24.jpg

24...Bd4 0–1

メイトが防げなくなりリザインとなりました。

<対戦成績>
R1 W ● 1825
R2 B ○ 1758
R3 W  1593
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カペル1日目(到着~R1)

毎年、フランスのダンケルクでカペルという大会が開かれており、私も今回参加させてもらいました。
これが初の海外大会なので緊張していますが、頑張っていきます。

↓↓大会会場はこんな感じです!↓↓
DSC_0614.jpg

日本からフランスまで飛行機で12時間、空港からカペルまで3時間ほどバスと移動に大変つかれました。
1日休んで次の日から大会開始となります。


Shioguchi,Tatsuya (1999) - Aubert,Bernard (1825) [E85] Round1-176

1.d4 g6 2.c4 Bg7 3.Nc3 d6 4.e4 Nc6 5.Nge2 e5 6.Be3 Nf6 7.f3 0–0 8.d5 Ne7 9.Qd2 Nd7 10.g4!?

capR11.jpg



前日のプレパからモダンを指すことが分かっていました。事前に、野口さんにいろいろと教示いただき、手順を間違えてモダンで嵌められずに自分の得意形であるキングズインディアンに持ち込むことに成功しました。
10.g4!?は、黒のf5に備えて予めついたものです。白キングはクイーンサイドにキャスリングする余地が残っており、f5とつくことで、黒のキング前が開くため、若干白が指しやすいのではないかと考えて指しました。

10... f5 11.gxf5 gxf5 12.Bg5 Nf6 13.Bh3 fxe4 14.Bxc8 Rxc8 15.fxe4 c6 16.Ng3 cxd5 17.cxd5 Ng4 18.h3 Nf6 19.0–0 Qe8 20.Kh2 a6 21.Rg1 Kh8

capR12.jpg

ピースのアクティビティーを見ていくと、黒のビショップはパッシブで使い道がありません。一方、白の同色ビショップは広く動けること、また、e7のNを狙っており、これを抜くとf5のマス目に白ナイトを置くことができるなど、さまざまな働きをしています。

e7のナイトは動くとf5に白のナイトが飛び込んでくるため動きづらくなっています。
f6のナイトは動くとe7のナイトが消されてf5に白ナイトが飛び込んでくるため動けません。
f8 g8にルークを置いたとしても、黒のビショップナイトたちは容易に動けないことからプレッシャーが少ないが、白がf1 g1にルークを置くと、g3のナイトg5のBは自分のタイミングで動くことができることからプレッシャーをかけることができます。

よって、白は特段焦る必要がなく、Raf1くらいでゆっくり準備すれば問題ありませんでした。

22.Nd1?

ここで、白はプランミスをします。f5のマス目に執着し、Nd1-e3-f5とマヌーバリングするプランだけを考えてしまい、黒のカウンターを見落としてしまいました。

22.. Qa4 23.Ne3?

f5に飛び込もうとしますが…

23..h6!

ビショップの帰る場所をなくしてしまったこと、Bxh6ができなくなったことからg5にいる強いビショップを消されてしまいます。

24.Bxf6 Bxf6 25.b3 Qd7 26.Nef5 Bg5 27.Qe2 Bf4 =+

g7にいたパッシブなビショップが一瞬にしてアクティブになり、猛威を振るうようになります。

capR13.jpg

28.Nxe7 Qxe7 29.Raf1 Qh4 30.Rf3 Rg8 31.Qf2 Rcf8 32.Rg2 Rg5 33.Kg1 Rfg8 34.Kh2 R5g7 35.Rg1 Qf6 36.Rf1 Qg6 37.Rxf4 exf4 38.Nf5 Qg2+ 39.Qxg2 Rxg2+ 40.Kh1 Rxa2 41.Nxd6 Rg3 42.e5 f3 0-1 

capR14.jpg


メイト受けなしとなりリザインしました。

<対戦成績>
R1 W ● 1825
R2 B   1758

2014年の振り返り

新年あけましておめでとうございます。
今年も1年よろしくお願いいたします。

新年はじまって早々ですが、昨年の成績を振り返り、今年の抱負につなげたいと思います。

<昨年の成績>
白:44戦 20勝12敗12引き分け (対戦者平均R:1935.0)
黒:40戦 18勝12敗10引き分け (対戦者平均R:1951.4)

[百傑戦] パフォーマンス:1994 (全国大会の出場権獲得)
[全日本] パフォーマンス:1790 
[快速選手権] パフォーマンス:1939
[仙台タナバタ大会] パフォーマンス:1946 優勝。
[サマーオープン] パフォーマンス:1998  3位入賞
[ジャパンリーグ] パフォーマンス:2016
[チーム選手権] パフォーマンス:2137  チーム優勝
[東京オープン] パフォーマンス:2205  3位入賞

3月に転勤となり、長崎から東京へ帰還。その週に百傑戦があったので参加を決め、全国大会出場権を獲得しました。
その全国大会でぼこぼこにやられてしまい、非常に悔しい思いをしました。
自分の負け試合を見直したところ、ほぼすべてキャスリングせずに中央にいたキングの負荷が重たかったことピースの展開する場所にこだわりすぎて、全体としての展開が遅れていたりなど、序盤の基本、基礎が全然できていないことを自覚しました。

そんなこんなで、全国大会後、毎日1時間は記譜ならべや、エンディングの本を読むなどを9月くらいまで続けていたのですが、その効果がでてきたのかそのくらいからか満足のいく結果がではじめてきたように思えます。
(継続は力なりといいますが、本当ですね。ただ、最近はまたゲーム等にはまり、毎日はしなくなったのですが・・・)

この勢いで今年は良い成績が残せるよう頑張っていきたいと思います。

目指せR2100オーバー!

レーティング計算について

レーティング計算方法について

色んな計算式がありますが、FIDEで採用されているもの、一般的なものを紹介します。

Eloレーティングは、レーティング差が200 あるとき、勝率が76%になるようにという前提で作られた計算式によって求められます。

2人の対局者A、Bの現在のレートをRAおよびRBとしたとき、それぞれが勝利する確率EA、EBは以下の式で算出されます。

EA = 1/(1+10^(RB-RA)/400)
EB = 1/(1+10^(RA-RB)/400)

ここで、対戦結果をSとして、係数をKとしたとき、対局者Aの新レートR'Aは、

R'A = RA + K * (S-EA)

となります。

この係数Kをどの数値にするかで個性がでてきます。
FIDEだと一般プレイヤーは20、2400に一度でもなったことがあるプレイヤーは10、対局数が足りないプレイヤーは40で計算されるそうで、ネットチェスの対局では32などが使われているようです。

JCAがどの係数を採用しているのかが不明なので、個人的に新レートを推測するのは困難です。

しかし、大体の目安にはなると思いますので、ちょっとつくってみたレート計算用のエクセルファイルを公開します。
容量の関係でブログにアップロードできませんでしたので、ファイルポストを使っています。
興味ある方は下記よりダウンロードください。(ダウンロード期限は今日から3日間です)

http://file-post.net/ja/fp8/d3/1414410367_131227500_24/?id=d2bosSSI9MAW

何かありましたら、ご連絡ください~。

第1回クラブ選手権 R6 - 中盤の考え方

第1回クラブ選手権 R6 - 中盤の考え方

第1回クラブ選手権は、麻布OBチーム(桑田・汐口・東芝・篠田)の副将で参加しました。
優勝候補の東大OBチーム(松尾・塩見・中村(龍)・吉村)という強豪チームに敗北するも、最終ラウンドで5ポイントで並び、タイブレークにより優勝しました。
個人としても5勝1敗と好成績でレートを大きく戻し、全日本選手権で失われた分は補填できたかと思います。

今回は、面白い試合が多かったので何試合か紹介させていただきます。


第1回クラブ選手権 Round 6 
T, Shioguchi (2014) - D, Kanda (1818)


1. d4 Nf6 2. c4 e6 3. Nc3 Bb4 4. e3 O-O 5. Nge2 d5 6. a3 Bd6 7. Ng3 b6

Team1.jpg

この局面で自然に見える手は、展開されていない白ますビショップを展開し、キャスリングする手順です。
しかし、ここで「もっといい手はないか?」と模索します。というのもポーンの形が変わった瞬間に何か今までとは違うことが起こる確率が高いと私は考えているからです。
7...b6 とさされましたがこの手が意図するところは明らかで、展開されていないビショップをb7ないし、a6に配置しようというものでしょう。
そこで、b7に配置されたときのポーンの形について考えてみます。

今、自然な手の流れでビショップを展開し、キャスリングした変化について考えてみましょう。
[8.Bd3 Bb7 9.0-0 dxc4!]  [8.cxd5 exd5 9.Bd3 Bb7 10.0-0]
Team2.jpg   Team3.jpg

左側はcxd5をしない変化、右側はcxd5をした変化です。
こうして並べてみれば一目瞭然ですが、b7にセットしたビショップの利きを考えると黒のポーンはd5にいてもらったほうが有利になるでしょう。

ということで・・・

8. cxd5! exd5 9. Bd3 c5 10. Nb5!?

Team4.jpg

10.0-0でも問題ありませんが、1手加えました。
d6にいるビショップはキャスリングした後のキングの頭に攻撃している非常に強力なピースです。
また、白の問題点の1つであるc1のビショップをどこに展開すべきかと考えた際、b2またはc3に配置し、a1~h8のダイアゴナルを使うのがベストと考えました。その際に、c3のナイトはビショップの利きの妨げとなるので動かした意図もあります。
もし、黒が10...Be7と交換を避けた場合は11.Nf5と跳ねてこちらのナイトと交換しにいきます。11...Bxf5とされるのであれば、b7、c6と白ますを弱めた黒はそれをカバーする白ますビショップを失いますのでそれでも可と考えました。

10... Re8 11. Nxd6 Qxd6 12. O-O Bb7 13. b3 Nbd7 14. Bb2 Rac8

Team5.jpg

さて、図のようにビショップを敵キングに向けてプレッシャーをかける準備が整いました。
ここで注目すべきはb2のビショップとセンターポーンの形です。

[15.dxc5]    [15.Rc1 c4!? 16.bxc4 dxc4]
Team6.jpg Team7.jpg

左図のように、白からdxc5とすればb2のビショップがg7まで利きが通るようになります。
一方、右図のように黒からc4突きを許してしまえば、b2のビショップはd4で止められ、代わりに黒のb7のビショップの利きがg2まで通ることとなります。
現状は、c4と黒からすると1ポーンダウンとなってしまうため容易につけませんが、局面が大きく変わるところですのでこれを警戒しなければなりません。局面によっては1ポーン分の代償を得られる可能性もあります。
当面、白はc4突きを警戒しつつ、dxc5の選択肢を残したまま、相手に考えないといけない要素を増やしてプレッシャーをかけていこうという風に考えていました。
(小島君から検討戦で指摘されたのですが、dxc5はささっとして開くべきといわれました。)

15. Rc1 h6?!
15...h6?!は緩手です。f5に白の駒がとびこむスペースが残るため、ツービショップの利きを防ぐためであればh6よりはg6が自然と考えます。

16. Qf3 Qb8?
17...dxc4をスレットにしますが、クイーンがf3から動けばそれもなくなります。また、クイーンがb8と戦場から遠のいてしまい、かつ、次に動けるマス目もないため、あまり良い手ではないでしょう。ここでもf5のマス目を抑えるために17...g6が必要と考えます。

17. Qf5 Re6
白クイーンをf3-f5-h3とマヌーバリングして、f5のマス目にナイトを突っ込む形を目指します。

18. Rc2 g6
プレッシャーをキングサイドに残したまま、クイーンサイドに手を作りに行きます。
ルークを2枚重ねて、dxc5とワンポーンアップを狙います。

19. Qh3 h5??
ここで、プレッシャーからか、らしくない悪手が出てしまいました。これを咎める手は分かりますか?

Team8.jpg

20. Bxg6! Rce8 21. Bf5 1-0

20.Bxg6!に対して、20...fxg6とすれば、21.Qxe6でRが落ちてしまいます。
また、g6が抜けた地点で黒のディフェンスは崩壊してしまったのでここでリザインとなりました。

オープニングで白がもっとうまく指し回せる手は間違いなくあったとは思いますが、ポーンがぶつかりあったときのアイデアの1つとなれば幸いです。
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